ブログパーツ
カテゴリ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
「スポーツ自転車というのは、つくづくヨーロッパの文化なのだな」と思う。 ------------------------------------- 最初に感じたのは、クロスバイクと同時に購入したサイクルコンピュータ(速度や距離をデジタル表示する機器)のマニュアルを目にした時だ。そこらのママチャリ屋でも三千円程度で売っているキャットアイ(日本企業)製の安物だが、そのマニュアルに記されている言語の種類と数に少々驚く。こんな感じである。 ■日本語■英語■仏語■ドイツ語■イタリア語■スペイン語■ポルトガル語■オランダ語■ポーランド語■デンマーク語■チェコ語■ハンガリー語 以上12カ国。初めてスポーツバイクを手に入れた俺は、このマニュアルを目にした時、思わず「欧州の風」のようなモノを感じた。こんなディープな欧州国家向けのマニュアルが必要なほど、欧州各国ではスポーツ自転車が盛んなのだな、と想像し、何となく胸が踊ったのを憶えている。 ------------------------------------- そして最近、ふたたび「スポーツ自転車=ヨーロッパ文化」というのを実感させられたのは、ツール・ド・フランスなど、自転車レースのにわかファンになってからだ。 まず、チーム名や選手名が憶えられない。というか、発音しづらい。 チーム名だと「クレディ・アグリコル」「フランセーズ・デジュー」「アー・ジェー・ドゥー・ゼール」「サウニエル・ドゥバル」「ケスデパーニュ」とか。 選手名だと「シンケウィッツ」「デラフエンテ」「ツァベル」「カルザッティ」とかですよ。 こんな風に、呪文のように非常に耳慣れない語感を持つ名詞が多い。こんなもん、なかなか普通の日本人の口からはスラスラと出てこない。 こういう中にあって、「ランス・アームストロング」「マイケル・ロジャース」「デヴィッド・ミラー」などの英語圏の選手名を聴くと、まるで母国語のような親しみを覚えるから不思議だ。 また、英語以外の言語をカタカナ化する際のルールにも混乱が見られ、チーム名/選手名の表記がメディアによって異なることがある。例えば、 「ヴォクレール」←→「ボエックラー」 「ハスホフト」←→「ヒュースホウト」 「サウニエル・ドゥバル」←→「ソニエル・デュバル」 という具合。ノルウェー人のスプリンター=ハスホフトのことを「ヒュースホウト」と表記されているのを見た時には、「ギョエテとは俺のことかとゲーテ言い」という言葉を思い出した。それに比べれば、英語のカタカナ化のノウハウは、すでに十分に蓄積されていると言えよう。 そう考えてみると、日本っていうのは圧倒的に英米文化からの影響がデカいんだなあ、と実感する。自分は、もっと独仏をはじめとする他の欧州文化にも慣れ親しんでいると思い込んでいたので、これは意外な発見だった。 という訳で、思わず文化論ちっくな方面に話が広がっていきそうではあるが、とりあえずスポーツ自転車に関心を持ち始めると、欧州文化について考えさせられますよ、というお話しでありました。
by ko_bayashi
| 2006-09-07 11:22
| 考える
|
ファン申請 |
||