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ロードに乗り始めて1年ちょい。最近、何となく「ん? これは俺、もしかしてポジション出てるのかも?」と思わせるような雰囲気になりつつある。 ……というようなあやふやな言い方しか出来ないのは、「ポジションが出た状態」というのを経験したことが無いからで、これを体感できるのは先生いつなんでしょうか、という感じなのでありますが、「ポジション出てる/出てない」はともかく、何となく以前よりも気持ち良く走れている感覚はある。 原因はハッキリしていて、まずはサドル後退幅を大きくしたこと。そしてほぼ同時期に「ひじを深く曲げてブラケットを握る」というフォームを意識し始めたこと、の二点。 何故ひじを深く曲げるフォームを試したのかというと。 プロのレーサーで、クレーデンという選手がいるんです(去年のツール・ド・フランスで総合三位)。この人の走る姿が凄くカッコいいんですよ。選手の中でも、際立って長い手足を持ったクレーデンは、その長い手を小さく折り畳んでハンドルを握っているため、かなり極端にひじを曲げるフォームになっている。それがとても強く印象に残っていて、何かの拍子に真似してみたんです。意識としてはひじを直角に曲げるくらいの勢い(実際にはそんなに曲がらない)。そしたら「おおお、これは気持ちいいぞ」って感じになった、という訳。 それで先週、自転車友だちが集まった席で、「俺さあ、最近ひじ曲げるフォームにしたらさ、けっこう調子よくてさあ」と得意気に語ってみたところ、「ああ、それ俺、ロードの納車の時に店の人に教えて貰った」「そうそう、基本ですよね」と、実にあっさり返されて、ちょっとションボリ。 なんだよ〜基本なのかよ〜、俺は密かに「クレーデン走法」とか名付けて、脳内では「選手のフォームを盗んで独自に編み出したフォーム」ってことになってたよ〜。ちょっとガッカリ。 (まあ、ロードレース見てると選手の多くはきれいにひじが曲がってますけど、クレーデンの場合は極端に手足が長いから、その曲がり具合がよりデフォルメされて目に映った、という訳ですね) それにしても、自転車雑誌を読んでいると、「骨盤を立てる」とか「回すペダリング」とか、腰から下のフォームについてはかなり詳細に書かれているのに対し、上半身についての具体的な記述が少ない気がする。 例えば、俺はフィッティングに関する入門書を二冊持っているが、サドルの高さについては「股下×0.875(〜0.893)」とか小数点以下第3位まで定められた係数が出ているのに、サドルからハンドル周りまでの距離について、座高や手の長さを絡めた具体的なセッティング数値には触れられていない。 サドルの高さはアーレンキー一本で無段階に調整できるが、ハンドルまでの距離は、決して安価ではないステムやハンドルを交換するしか調整する手段は無い。初心者としては、いくらでも試行錯誤できるサドル高なんかよりも、ハンドル周りまでの距離を出す目安を知りたい訳なんだけれども、やっぱり上半身関係は、フォームもセッティングも含めて試行錯誤するしかないのかな。現在悩み中……のまま、本日梅雨に突入。
by ko_bayashi
| 2007-06-14 23:38
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