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突然ですが、俺はけっこう写真というかカメラが好きである。腕前の方は、これまでブログにアップしてきた写真をご覧いただければお分かりのように、自転車同様、「自他ともに認める『下手の横好き』」といったところ。 それでも、ヒートアップしていた頃は、銀座のデパートの中古カメラ市なんかに通って、真剣にライカM3(40年前に製造中止になった名機)を買おうかと思い詰めたこともある、という程度にはカメラが好きです。 そんな俺ですが、自転車にハマっていく過程で、カメラの世界と共通するものを感じることが多かった。で、いろいろ考えているうちに「この自転車のタイプは、カメラに当てはめるとコレだよな」っていうのが自分なりに体系化されてきたので、ちょっと発表してみたいと思う次第(最近のデジカメ事情に疎いため、例えはすべて銀塩カメラとなります、ご了承ください)。 ■ママチャリ=ズームコンパクト 一般に普及してて、誰もが使ったことのある機材といえばコレ。両ジャンルに特に興味がない人は、これ以上のクラスに触手を伸ばすことはない。 ■クロスバイク=高級コンパクト このブログ的には「高級コンパクト」という概念に注釈がいる訳ですが、90年代に各メーカーから発売された、6〜15万くらいのコンパクトカメラのこと。有名なのだとコンタックスT2とか。どこがクロスバイクに似てるのか、っていうと、「普通のコンパクトじゃ物足りないけど、一眼レフみたいな大げさなのは要らなくて、でもキレイに写るカメラが欲しい」っていう要求を満たし、なおかつ「普及クラスとの差を素人でも体感できる」というところ。あと、上級者が「気軽さを求めて、あえて使うことがある」ってとこも。ついでに具体的に言うと、コルナゴのウィンディとかピナレロのトレヴィーゾなんか、T2とかライカミニルックスのイメージと相当カブる。 ■ロードバイク=一眼レフ 最新技術を投入し、プロが実用的に使うための合理性を極めた機材。専門誌なんかでも、これを中心に話が回っているし、両業界の中心に位置付けられているのがこのジャンルといえましょう。質実剛健なニコンVSちょっとお洒落なイメージのキヤノン、という両雄が並立してるところなんかも、イメージがシマノVSカンパとダブる。STI/エルゴパワーはAF・AE機能みたいなものか。 ■ランドナー=ライカなどのレンジファインダー 上記のように考えていくと、合理性よりもトラッドな美学を優先させたランドナーは、間違いなくライカに代表されるレンジファインダー機に例えられると思う。現行製品よりも過去のパーツに価値を認める、なんてところもそっくり。カメラの方は「ライカは初代M型であるM3こそ最高」っていう感じであるし。Wレバーの変速機は、さしずめアレかな、露出もピントもマニュアル合わせって感じなのかな。「ファインダーの二重像でピントを合わせる瞬間がたまらない」みたいな。そういえばこの前、長谷川自転車商会っていう有名なランドナーの店に行って来たのだが、中古カメラ屋と非常に雰囲気が似ていた。つーか、引きずり込まれそうになった。似すぎで怖いぞ。 ■ピスト=パンフォーカス単焦点レンズ固定カメラ 11T-32TのMTB用スプロケを28-200mmのズームレンズに例えるなら、シングルギアのピストバイクはパンフォーカスの28mm単焦点レンズ固定のカメラのようなものだろうか。なおかつノーファインダーだったりすると、原宿あたりで戦闘的なスナップが撮れそうな感じがして、その辺がストリート・カルチャーっぽいピストに似てるように思う。よく分からんが。 (※色々考えてみたのだが、自転車界の一大ジャンルである「MTB」が、上手くカメラに例えられなかったのが無念。コニカの「現場監督」とかしか思い浮かばない)。 しかし、何と言っても最大の共通点は、「金をかけ出すとキリがないが、結局は使い手の実力による」ってところだと思います。カタログ眺めるのも楽しいけどね。
by ko_bayashi
| 2007-02-17 16:06
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