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6/1、俺にとって二回目の100kmランを達成した。 その二日前、ランドナー系のダンディな自転車乗り、ユーヘイちゃんから電話。 「あのさ、明後日ちょっとロング行くんだけどさ、コバヤンもどう? 秋川渓谷の方なんだけど」 木曜日か。予定は空いている。平日ではあるが今月の主な仕事は一段落したし、恐らく仕事関係の電話は掛かってこないはずだ。久々に人と走りたい気持ちもある。 「う〜ん、行こうかな」 「あ、ほんと? じゃさ、集合は4時に吉祥寺だから。やっぱロング行くなら早く出ないとさ、うん。日の出も見たいしさ、日の出。うん、じゃあ明後日ね」 ユーヘイちゃんは一方的に言い渡す。 4時集合ってことは3時半起きか……俺、いつも寝る時間が2時過ぎなんだけどな……。仕方ない。前日は酒飲んで、睡眠薬を飲んでむりやり10時半就寝、3時半起床を成功させた。 ユーヘイちゃん、シゲちゃんと4時に吉祥寺で合流。そのまま南下して東八→武蔵境通り→鶴川街道で多摩川の多摩河原橋に到着。まだ4時45分。やっと明るくなってきた。 ここでさらに二人が合流。トマジーニ乗りとテスタッチ乗り。二人とも初めて会う人だ。ここで予定通り5人が揃い、多摩サイを出発する。 まずは最後尾で走っていると、前を走るテスタッチ氏の後輪タイヤがやや沈んでいる。「やばい。こいつはプロだ。こんなに低い空気圧で管理してるなんて相当乗り慣れてるんだろうな。ペースに付いていけなかったらどうしよう」などと思いながら追いつ追われつ走っていると、いつの間にかテスタッチ氏の姿が見えない。原因は後輪のパンク。俺はどうも初対面の人間を過大評価する傾向があるようだ。 いきなりトラブルに見舞われながらも、一行は順調に多摩サイを遡上。拝島橋(国道16号)まで来たところで、「秋川に行くなら、ここで橋を渡って秋川沿いに走ろう」という話になる。秋川沿いはCRではないが、実に素晴らしい雰囲気だ。川はメチャクチャきれいだし、田んぼや畑が広がり、まさにカントリーロード。確かこの時点でまだ30kmちょいしか走ってない。下手に多摩サイを真っ直ぐ行って羽村に行くより、こっちの方が景色的には楽しめるのではないだろうか。 何だかんだと走って目的地の武蔵五日市駅付近の秋川渓谷に到着。ここまでちょうど50km。川のすぐ側まで自転車で降りられるポイントを発見し、ここで自然と戯れることにする。時間はまだ10時前だ。 さっそく、ユーヘイちゃんが、ツーリングバイクならではの重装備バッグからストーブ一式を取り出し、コーヒーを淹れてくれる。実は、この「川原でコーヒーを淹れて飲む」というのが本日のメインイベントなのだ。俺もそうだが、ユーヘイちゃんもビーパル少年だったらしい。 「片岡義男とか読んだでしょ」「読んだ読んだ(笑)」 「ナイフとか凝らなかった?」「集めた集めた(笑)」 コーヒーを片手に盛り上がる同年代。寝たり、写真を撮ったり、裸足になって川に入ってみたり。2時間ほどこの川でのんびり遊ぶ。 次はランチタイム。武蔵五日市駅の観光案内窓口で、「この辺に美味い蕎麦屋とかないですか?」と尋ねると、すぐ近くにある、というのでそこに決定。茶室をイメージした、という素朴な造りの店構え、そして「ウチは小麦粉も蕎麦粉も自分の畑で収穫したのを使ってるんですよ」という店主の言葉に、我々の期待が高まる。蕎麦が出てきて食べ始めると、それまで活発に話していた我々の口数が少なくなる。蕎麦の味に言及する者は一人もいない。脱サラで頑張っているらしい店主の努力は買うんだけどな……「初心者なのに無理に十割蕎麦にしてるのがアレなんだよ」と蕎麦通のシゲちゃんが口を開いたのは、店から35km離れた後のこと。思いは皆同じだったらしい。「そうなんだよなー」と深く頷く一同であった。 さて蕎麦屋を出た後は、一直線に帰るのみ。五日市街道→睦橋通りで睦橋から多摩サイに入る。帰りの多摩サイではもう全員ハイになっていて、「アターック!」とか「ゴールスプリント!」とか言いつつ、抜いたり抜かれたりしてはしゃぐ。トマジーニ氏は一人だけ31才と若い上に、ジムに通ったりしているスポーツマンなので、本気になると速い速い。40km/hオーバーとか平気で走る。俺も負けずに頑張った。この辺が人と一緒に走る醍醐味だ。 途中、関戸橋のY's(自転車屋)に寄って大休憩を入れ、最終目的地の深大寺温泉に着いたのが夕方の5時前。温泉で汗を流した後、建物内にある食堂で日本酒とワインを飲み、すっかりくつろぐ。トマジーニ氏のサイコンによると、ここまで我々は2,600kcalほど消費しているらしい。「ジム行っても2,000kcalはなかなか超えないですよ」。なるほどなあ、酒も染みわたる訳だ。すぐに眠くなり、仮眠室へ。二時間ほど寝て、温泉とサウナに入ると、すっかり酔いは醒めていた。 温泉を出てすぐ、甲州街道に向かうテスタッチ氏&トマジーニ氏とお別れ。残り10kmの帰り道は3人でゆっくり走り、自宅前でシゲちゃん、ユーヘイちゃんとバイバイ。が、自宅前の時点でサイコンの距離計は98km。これは勿体ない、という訳で一人グルッと一回りしてムリヤリ100.08km。めでたく二回目の100kmランとなった。帰宅したのは10時半。長い一日だった。
by ko_bayashi
| 2006-06-03 01:51
| 走ってきました
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